サウジアラビア国営通信の報道では、「イスラム軍事連合」にはトルコ、エジプト、カタール、パキスタンをはじめとする34カ国が加わった。公式的な声明では、「イスラム軍事連合」はあらゆるテロ組織を相手に戦うとされているが、具体的な組織名は列挙されていない。
反軍事連合「アンサー」のコーディネーター、リチャード・ベッカー氏はRT(ロシアテレビ)からの取材に対し、現時点では万人がテロ闘争に自分も貢献しているところをアピールしたがっているとの見方を示し、次のように語っている。
「サウジがこの発案を行なったのは地域に対する自国の影響力を強めるためだ。だが実際はサウジにしてもヨルダンにしてもトルコもカタールもシリアで合法政府を相手に戦うテロリストらを支援している。もともと『ダーイシュ(IS,イスラム国)が軍事力を増したのは多くはまさに、『イスラム軍事連合』に加わった諸国の助力のおかげなのだ。」
サウジのサウド国防相は、「イスラム軍事連合」の目的について「ダーイシュ」のみならず「他のテロ組織」に対する勝利と語っている。