文書には、ロシア産小麦の植物検疫条件についても規定されている。またロシア農業監督庁と中国質量監督検験検疫総局は、トウモロコシ、セイヨウアブラナ、大豆、米の植物検疫条件に関するプロトコルにも署名した。
ロシア農業監督庁のダンクヴェルト長官によると、小麦供給に関するプロトコルは、ロシアの穀物に対して30年間閉ざされていた市場が開放されることを意味する。
ダンクヴェルト長官は、次のように指摘している-
「本質的に、貿易で飛躍的な進歩が起こった。私たちは2006年から話し合いを行った。重要なのは、原則的に問題が解決されたことだ。今後我々は、我々ロシアの事業者と中国の同僚と一緒に、この道において発生するであろう小麦供給の全ての問題を解決してゆくということだ」。
なお2014年、ロシアは中国に15万トンの豆類を輸出した。今年の輸出量は、30万トンまで増加する可能性がある。