同氏によれば、ロシア側は日本で「ロシア映画のフェス版を広く紹介するだけでなく、公開のための戦略パートナーを見つけるよう努める」。
「これはとても難しいプロセスだ。日本で公開される映画の60%が国産で、40%が外国産だが、後者は大分前から欧州と米国の映画製作者に占められている。この市場に参入するのは簡単ではないが、それは必要なことなのだ」と国際文化協力担当大統領特別代表。
露日の映画部門における協力については、同氏は、「かつてソ連と日本は非常に良好な共同製作を行なった。日本はこの意味で信頼できるパートナーであり、こうしたプロジェクトの経験はあるのだ」「今我々は、何か小さなことから始めるべきだ。そして理解を深める。そうすれば、氷が解けると思う。それをロシア映画を特集したフェスから始めたい。それは有益で、かつ面白いだろう」と同氏は強調する。
東京のロシア大使館で今日、ミハイル・シュヴィトコイ氏の芸術の夕べが催された。そこで同氏は人生と文化についての考えを語った。
記念すべき第10回のロシア文化フェスティバルには65万2000人が訪れた。2006年からの累計人数は1330万人にも上っている。
今回の文化マラソンを締めくくるのはレオニード・ヤコブソン記念バレエ団。その「くるみ割り人形」は19日に東京で行われる閉幕式の中で上演される。