同氏によれば、FIFA倫理問題仲裁局は欧州サッカー連盟のミシェル・プラティニ会長との協力に関する約束の事実を否定した。こうした合意が2度にわたり欧州サッカー連盟の会議で確認されたにも関わらずだ。
「欧州サッカー連盟では、プラティニとの合意はあったと確認されている。こうして我々は、それを知っていたのは私とプラティニだけではない、と証明した。我々はプラティニに200万フランを渡した。それは必要な形で記録されている。いかなる汚職もなかった」とブラッター氏は強調する。
同氏は、ローザンヌのスポーツ仲裁裁判所およびスイス裁判所に上訴する意向を示した。何に対して裁かれたのか理解できないからだ、という。
「何のとがめで8年を言い渡されたのか。自身とFIFAのために戦う。もう弁護士とも話した。弁護士は、決定が私自身よりも先にメディアに発表されたことに、さして驚いていなかった。7月、チューリッヒで、私とミシェル・プラティニは、この合意について、個別に取り調べを受けた。我々は同じことを主張した。全く同一の証言を行なった。しかしそれでも我々はうそつきとされた。我々はすぐにスポーツ仲裁裁判所に提訴する。また、スイス裁判所にも。私はスイス人だから」。
同氏は、自分は合法的に選ばれた会長であり、FIFA会議のみが自分を退任させることが出来る、と指摘した。