学者達は「隆起の原因として最も有り得るものは、湖の下にある溶解したマグマの影響だ」と見ている。マグマが、地面の下で冷えて固まり、巨大な一枚岩のドームを作りだし、それが長い歳月の間、絶えず湖を上に押し上げて行った、というわけだ。
ここ数年、チリでは、地質活動の活発化が観測されており、2011年にはラグナ-デル-マールの西120マイルの地点で、この地域でこれまで記録されたものとしては5番目の規模の地震が発生した。
専門家らは「そうした地殻の変化が、火山活動の活発化と直接関係している」と説明し「その規模については、まだ確かに予測できない」と断りながらも、今後の地震発生の脅威について警告している。