BBCニュースが伝えたところによると、イスラム教徒たちは、武装グループがイスラム教徒とキリスト教徒に分けようとしたのを拒否し、キリスト教徒たちが殺害されるのを防いだという。
マンデラ郡の知事が記者団に語ったところによると、「彼ら(イスラム教徒の乗客)は、全員を一斉に殺すか、さもなくば立ち去れと言った」という。知事は、住民たちの行動について、愛国心の表れであり、国民が団結していることの証拠だと述べた。
バスがマンデラから首都ナイロビに向かっていた時に、武装グループがバスを停車させ、乗客を外に出し、イスラム教徒とキリスト教徒に分かれるよう命じた。しかし乗客は拒否し、武装グループは立ち去った。なお今回の事件では2人が死亡した。バスの運転手の証言によると、1人は武装グループから逃げようとし、もう1人の死亡原因は不明だという。
「アルシャバブ」は犯行声明を表し、死傷者はキリスト教徒のみであると発表、新たなテロを起こすと予告した。