ユニセフの西部及び中部アフリカ担当責任者、マヌエル・フォンテン氏は「子供達が長く学校に通えなくなればなるほど、暴力や誘拐、そして一連の武装組織へリクルートされる危険性が高くなる」と指摘している。
ナイジェリア、カメルーン、チャド、ニジェールといった国々では、2千以上もの学校が閉鎖され、何百もの学校が戦闘員から攻撃を受けている。
ナイジェリアのムハンマド・ブハリ大統領の指示により、テロ組織「ボコハラム」戦闘員に対する軍事作戦が、今月末までに、成功裏に終了するはずになっているものの、ユニセフ代表の指摘によれば、例え作戦が成功しても、政府当局は、学校教育を受けられなかった子供達が成長してゆく事で生じる数々の社会問題と今度は「戦う」必要がある。