ペトロニノさんは、米ニュージャージー州の禁猟区スプリット・ロックを登山中に、ボーイスカウトに入隊している3人の若者に洞窟を見せようとした。なおペトロニノさんはこの洞窟を1980年代から知っていた。
その時、洞窟からアメリカクロクマが現れ、ペトロニノさんの足をつかんで洞窟の中へ引きずり込んだ。しかしペトロニノさんは動じることなく、地質用のハンマーでクマの頭を2度殴り、その後、洞窟の入口付近の岩の裂け目の中で約30分間隠れていた。
若者たちはペトロニノさんの指示に従い、クマを外へおびき出すために、洞窟の前に食べ物を置いた。また彼らは同時に携帯電話で助けを呼んだ。
なおアメリカグマは、到着した救助隊の犬に脅かされて洞窟から逃げ出し、どこかへ隠れてしまったという。
ペトロニノさんは、脚と肩を噛まれてヘリコプターで病院に搬送されたが、若いボーイスカウトたちにけがはなかった。