UACのロクチノフ広報担当は、「ウリヤノフスクにある『アエロコンポジット』社では、MS-21用の複合材主翼の組み立てが終わろうとしている。この複合材主翼は、真空注入の革新的な技術で製造されている」と伝えた。なおロクチノフ氏によると、翼のような大きな部位を製造する際に、このような技術が用いられるのは世界で初めてだという。
MS-21は、1993年に開発されたYak-242を基盤に短距離および中距離旅客機として数タイプが開発されている。主要タイプは、MS-21-300で座席数は、180席、MS-21-200は、150席、MS-21-400は、212席。
なお、現代ロシアで製造が開始されたロシア唯一の旅客機「スホイ・スーパージェット100」は地域旅客機で、座席数は108席。