保守的なイスラム国家であるブルネイ当局は又「クリスマスカードを送ったり、サンタクロースの衣装を着たりするイスラム教徒も、禁固刑を受ける可能性がある」と伝えている。なおイスラム教以外の宗教を信じる国民は、クリスマスを祝う事ができるが、それは「自分達の集団内部のみ」に限られる。
ブルネイ宗教省の出した声明の中では「クリスマスを公然と祝う事は、イスラムの信仰に多くの害を及ぼす可能性がある」と述べられている。今月初め、ブルネイのイスラム宗教指導者らも、同様の声明を出し「クリスマスツリーを飾ったり、クリスマスソングを歌ったりするような行動は、イスラムの教えに反する。それゆえ、イスラムを信ずる者は、その教えに対し真面目に接しなければならない」と強調した。
新聞「ザ・テレグラフ」の報道によれば、現在、ブルネイ国民のおよそ65%がイスラム教徒だが、彼らの多くは当局の禁止決定に不満を持っており、抗議の印として、ソーシャルネットワーク上に、ハッシュタグ#MyTreedomがついたクリスマスの写真を載せ始めている。