安倍首相は会議で演説したなかで、TPP加盟による経済効果を利用するよう呼びかけ、対外貿易、投資ハブへと日本を変える措置が具体的形を取り、強い経済を現実のものとする意向を表した。
内閣の試算では食糧の自給率は2014年、39%のレベルにとどまっているものの、その一方で、TPP加盟による安価な農産品の流入によって日本農業は1300億円から2100億円の損失を蒙ると試算されている。TPP合意は10月5日に締結。この枠内でアジア太平洋地域に自由貿易圏が創設される。太平洋諸国には世界経済の40%、国際貿易の3分の1が集中している。TPP合意の参加国は米国、カナダ、メキシコ(北米)、ペルー、チリ(南米)、日本、マレーシア、ブルネイ、シンガポール、ベトナム(アジア)、豪州、ニュージーランド。