ヨークシャーに住むローラとリチャードは犬のクローニングを専門とし、既に700件の注文を履行した韓国企業Sooam Biotech Research Foundationのサービスを利用した。動物一匹のクローン化には10万ドルがかかる。
ボックス犬のディランは6月に亡くなった。「まだ子犬だったときに、私がディランを拾った。実の子のように可愛がった」とローラ。その死を耐えることは容易ではなかったが、犬のクローン化を行なう韓国企業のドキュメンタリーフィルムを見て、希望を持った。
今日か明日にも生まれてくる犬たちは、身体的特徴に関して、また性格についても、おそらくディランをコピーしたものとなる。
Sooam社の研究所にとっても、犬の誕生は待ち遠しい。これは学者らにとっても未経験のことなのである。死後12日経った細胞を取得したのは初めてだ。もし成功したなら、遺伝学者らはより正確に、死後どれだけの期間ならクローニングが可能かということを判定できるようになる。
Guardian紙によれば、犬のようなペットのクローン化は法律で管理されてはいない。ただ、人や家畜のクローニングは禁止されている。