「我々はまだ、脅迫はしていない。しかし、もし我が国の安全と一体性が脅かされ続けるなら、私は、その侵略に対してあらゆる合法的な手段をとる。可能なすべての選択肢を」とイラク外相。
アラブ諸国連盟各国外相は木曜、カイロの同連盟本部で会合をもった。テーマは、イラクにおけるトルコ軍の進駐。会合の終わりに、外相らは、全会一致で、イラクへのトルコ兵の進駐を非難する決議を採択。トルコ政府に対し、即時撤兵を呼びかけた。
イラク政府によれば、4日、トルコ軍とその装甲車は、テロリストらと戦う民兵らの訓練を口実に、イラクのナイナワ地方に進駐した。
イラク外務省と国防省は、トルコ軍の進駐を、政府との合意なき「敵対的行為」であるとし、主権の侵害であると告発した。メディア報道によれば、トルコ兵は150人を数える。