オデッサ危機メディアセンターのインタビューに応じた中で、イスリャモフ氏は「今のところ、基本的な財政援助は、ボランティアによるものだが、トルコ当局もクリミア・タタール人大隊への装備援助に取り組みつつある。近く、軍服や軍靴が送られてくるはずだ」と語った。
なおイスリャモフ氏は、ロシアでの欠席裁判で、破壊行為により起訴されている。彼はインタビューの中で、さらに次のように続けた―
「クリミアのエネルギー封鎖を続ける必要がある。また食料品の封鎖も拡大しなくてはならない。クリミアへ商品を運ぶ船に対しては、小型船で攻撃する事もあり得るが、これは非常手段だ。クリミア半島を海上封鎖する、他の『もっと興味深い』措置もある。」
クリミアのエネルギーシステムは、一週間以上、絶縁された状態で機能した。11月22日の深夜、ウクライナ南部の送電塔が破壊された結果、クリミアへの電気の供給が完全にストップしたからだ。クリミアとセヴァストーポリには、非常事態が導入され、電気の供給が止まった。電気エネルギー節約のため、複数の企業が操業を停止した。なおウクライナ国内でクリミア封鎖を強く訴える勢力は、損傷を受けた送電塔の修復を妨害している。