数多くの紛争、そして移民危機を受け、EUは安全保障費を増大させなければならなくなっている、と同氏。
「欧州合同防衛のために遥かに多額の資金を費やすことになる。EU諸国は共通の外交・安保政策へと段階的に向かうべきだ」。最終的には統一欧州軍の創設が目指されねばならない、と同氏。
そうすれば28か国の個別の軍隊への費用が、はるかに効果的に使われる、とのこと。
欧州諸国自身の安全保障については、EU内外を分ける境界の防衛を強化することが必要だという。ショイブレ氏は諸国に対し、「ホットスポット」における行動を活性化するよう呼びかけた。「我々は欧州諸国の参加を活発化させることなくして中東・アフリカ情勢を安定化できない」という。