極東連邦大学、ヘリ組み立てに産業用ロボットのラインをつくる

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極東連邦大学エンジニアリング・スクールの研究者らの開発した知能ロボットによる重合体部品の加工ラインの組み立て作業がサズィキン記念アルセニエフスキー工場で終了段階に差し掛かった。重合体部品は新型民需用ヘリコプター「カー62」に使われる。リアノーボスチ通信が極東連邦大学広報部の発表を引用して報じた。

このラインでは湿式研磨によって重合体から最長6メートルまでの250種を越える部品を加工することができる。

最新のヘリコプター製造過程では非金属性の物質がより頻繁に用いられるようになっており、「カー62」の胴体も炭素繊維強化プラスチック、チタン、グラスファイバーなどの重合体が半分以上を占めている。極東連邦大学産業生産技術学科を率いるコンスタンチン・ズメウ助教授はリアノーボスチ通信に対して次のように語っている。

「こうしたディテールを従来の方法で、人間の手で行う場合より困難を伴う。我々は手作業の工程をすべてロボットを土台にした設備に入れ替えた。ロボットは前もってプログラミングされた工程にそって動き、厳密に決められた場所で切断作業を行う。このために湿式研磨方式が用いられている。他の方法で22種ものマテリアルを加工することは不可能だ。」

開発者らの話によれば、産業用ロボットの生産ラインは十分な人工知能のレベルを持っている。ロボットはレーザー・スキャナーを使い、自力で切断せねばらならない線を見分けることができる。
極東連邦大学における複合体の創設は「ハイテク生産の複合的プロジェクトを実現化するロシアの大学、組織のコーポラチブ発展の国家支援措置」についての政令の枠内で「プログレス」工場の生産工程の刷新への金銭付与でまかなわれている。

極東連邦大学と「プログレス」との生産工程のオートメーション化分野での協力は今後も続けられる。これから3年、大学側は輸入に依存しないハイテク生産工場におけるマグネシウム、アルミニウム合金の鋳造部品の開発、導入に取り組んでいく。

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