「最終的に米国も痛い目に合うとは確信しているが、問題は、我々が米国の世界への影響力を最小化すべく努めていないということなのだ。米国のような国が全ての国に代わって決定を取るなんて、誰にも嬉しくないと思う。それは民主的とは言い難い。たぶん、インターネットの全てが、次第に米国周辺に集中していき、キムのような人たち、我々のような人たちは、米国の他国への影響力の犠牲になってしまうと思う」。
Me after court today ;-) pic.twitter.com/PI8ZcygnUv
— Kim Dotcom (@KimDotcom) 23 декабря 2015
23日、NZの裁判所は、インターネット・ビジネスマンのキム・ドットコム氏を米国に引き渡す命令を下した。ファイル交換サービスMegauploadの創設者である同氏には、米国で、大規模な著作権侵害と資金洗浄の容疑により、禁固20年が言い渡される可能性があった。本人は容疑を否認し、自分はインターネットの自由を求める闘士だ、と主張した。
ペーター・スンデ氏もまた、The Pirate Bay創設を咎められ、スウェーデンで5か月の禁固刑に服している。同氏によれば、「オープンで自由なインターネットは、もはや存在しない。それも、とうの昔から」。
「我々はインターネットを自分たちの手に取り戻すべきだ。各国が、現在、また未来にわたって、国内の通信情報を特定の外国に譲渡することを望むのかどうか、考えてみるべきだ。私は、米国またはいずれかの国が、事実上、全インターネットを掌握している、この状況が気に入らない。インターネットは国際的なネットワークなのだ。ならば、しかるべき形で運営されるべきだ。それへの管理を取り戻すことは、あらゆる国の直接的な義務だ。インターネットは米国だけのものであってはならない。なるほどそれは米国で発明された。すべて米国が始めたのだ。しかし、利用者は我々皆だ。そして利用者にこそその運営権があるべきだ。オンライン空間における人権を規定する法律が各国になければならない。我々に対して諜報を行ってはならない、カリフォルニアのいかなる会社が我々を管理することも許さない、という法律が」。
スンデ氏は以上のように述べた。
Never Forget.KimDotcom might be… https://t.co/64P4HRu0Tk but hopefully not under these circumstances pic.twitter.com/8kyY9iDTAm
— Never Forget Bot (@forgetmebot) 23 декабря 2015