プロジェクトによれば、新空母の排水量は5万トンで、国産戦闘機のJ-15などを艦上に搭載する。可変翼をもたない航空機の離陸用には「跳躍台」の利用が考慮されている。
ヤン報道官は「空母は、自らの課題遂行に必要不可欠なあらゆる設備を持つだろう」と指摘し「建造の際には、中国初の空母『遼寧』稼動3年の経験が生かされる」と確認した。
中国初の、そして唯一の空母は「遼寧」で、2012年までは「ヴァリャーグ」という名前だった。同空母は、1985年に当時のソ連で建造された。そしてソ連邦崩壊後、同空母はウクライナの所有となったが、同国はこれを使用せず、2500万ドルで中国に売却した。その目的は、公式的には「海上娯楽センターを作る」というものだった。「ヴァリャーグ」は中国に運ばれた後、修理され、名前も「遼寧」に改められた。そして2012年9月25日、中国人民解放軍海軍に加わった。