公表されたデータによれば、「カリブル」クラスの巡航ミサイルは、コルベット艦などあまり大きくない艦船にも装備される計画で、この事は、戦闘力を著しく強めると見られている。ブルームバーグ通信が伝えた。
また報告書の中では「ロシアは対艦ミサイルの改善を続けており、そのスピードや機動性を高めている。この事は、米国及びその同盟諸国の海軍にとって更なる脅威となっている」と述べられている。
さらに米国の諜報機関は、ロシアの潜水艦隊の装備交換に大きな注意を向けている。なお報告書は「敵への威嚇や防護に期待が賭けられている。ロシアによる潜水艦の改良は、潜水艦に弾道ミサイルを装備する事から始まった。万能型の原子力及び非原子力潜水艦の建造は、後回しにされた」と指摘している。
ロシアは、昨年7月に新しい軍事海洋ドクトリンを提起した。その中では、大西洋での潜水艦隊の作戦に特別重きが置かれている。