これより前、国際純正・応用化学連合(IUPAC)は2015年12月30日、新たな化学元素の113、115、117、118の発見に関する公式的なプレスリリースを発表していた。
IUPACは第113元素に関しては理研の発見を認めている。ロシアの物理学者らはこの決定を不服とし、その根拠として第113元素の合成作業の行われた過程を明確に説明した文書を用意した。
ロシア側は、日本の行った実験はおよそ10年間に及んでおり、新元素の誕生の確認はわずか4度しか行われていないと指摘し、この間にドゥブナでは113元素はおよそ100回もの生成が確認され、その化学的特性について先駆けた実験が実践されていることを明らかにしている。