特にアンタルヤの企業が被害を被っている。今後彼らにとってつらい冬になると新聞社はコメントしている。
「トゥデーズ・ザマン」紙は輸出業者アリ・イアンドリカ氏の言葉を紹介している。
「アンタルヤの卸売業者は深刻な影響を受けている。この仕事を辞める者もいる。苦境にあって私たちは国内の市場に目を向けることになるが、それがどれほど持ちこたえられるかわからないのです。」
現在のところトルコ経済は楽観視できない状況だ。2015年の輸出は8.4%減少した。2016年、トルコに対してロシアの制裁が加えられることを考慮すると、指標は更なる速度で落下を続けるだろうと「アジア・タイムズ」は記している。
昨年11月24日にトルコの戦闘機F-16がシリア上空でロシアの爆撃機Su-24を撃墜して以来、ロシアとトルコの関係は危機を迎えている。
ロシアのプーチン大統領は、ロシア機について、シリア上空でトルコのF-16戦闘機の「空対空」型ミサイルによって撃墜され、トルコとの国境から4キロのシリアで墜落したと発表した。プーチン大統領は、テロリストの共犯者たちによる「裏切り行為だ」と指摘した。
ロシア国防省の声明によると、パイロット1人は脱出して降りる最中に地上から攻撃されて死亡、またパイロットの救助作業を行っていたヘリコプター「ミル8」も攻撃され、作業に参加してした海兵隊員1人が死亡した。