この事件で建物だけでなく、内部にいた患者と医療関係者らが被害を受けた。
ブルドーザーは病院だけでなく、それに隣接していた死体安置所も壊しており、この結果、安置されていた6体の遺体が瓦礫の下に埋まった。
このとんでもない事件の責任が誰にあるのか、現在、警察が取り調べ中。
AP通信の報道では、病院の撤去を命じたのは地元自治体。撤去作業は道路拡張を目的として1年前に計画されていた。
撤去を命じられていた建物の一部はすでに住民らの退去は完了していたものの、退去の期日が明示されていなかったため、そのまま稼動しつづけていた施設もあった。
地元自治体は、病院指導部には撤去通知がいっており、作業の前には病院の敷地を労働者が視察していたとする声明を表している。