警官や通行人は彼女の邪魔をしなかったとThe Local紙が伝えた。寒空の下にもかかわらず、ムアレ氏は路上で20分以上も裸のまま過ごした。身につけていたのはピンクのスニーカーだけであった。
活動開始から30分ですぐに開放することになったものの警備員が彼女を捕らえた。
ムアレ氏はケルンの女性抑圧に対してドイツ政府が何もしないことに激怒していた。ケルン市長の冷たい言葉が彼女を激昂させた。市長は彼女に抑圧者である男性を扇動しないようにと忠告したのだ。彼女は女性に対して萎縮してはいけないと呼びかけた。
ケルン警察は、職務怠慢として非難された。警察には、性的嫌がらせを受けたとして150件の被害届が出され、女性2人は大晦日の夜に性的暴行を受けたと伝えた。 目撃者の情報によると、女性を襲った約1000人の中には、酒に酔った男たちが大勢いたほか、未成年者も含まれていたという。
男たちは挑発的な行動を取り、地元の人々に爆竹を投げつけたり、集団で女性を襲ったりした。 なおこの事件のあと、ケルン旅行のキャンセルが相次いでいるという。ドイチェ・ヴェレが伝えた。ドイツの旅行会社は、移民がケルンのイメージを大きく損ねたことを認めている。
なおケルン警察は、今回の事件でわずか3人の容疑者しか特定していないうえ、まだ1人も逮捕していない。