首相は、「未来に向かって責任感の強い人たちと3分の2を構成していきたい」と述べた。NHKの番組での発言。
これとの関連で首相は、昨年10月に橋下前大阪市長によって維新の会をもとに結成された新党にも言及した。
「おおさか維新の会もそうだが改憲に前向きな党もある」と首相。
昨年橋下氏は東京の「維新の会」から分離し、安倍首相への支持を表明した。現在大阪の党を率いているのは大阪の松井知事で、やはり憲法改正を支持している。
米国は日本と合同で国際紛争解決に向けた作戦を行えるようにと、日本の憲法改正に向けて政府に働きかけている。
議会で改正が承認されるためには、少なくとも各院の3分の2の支持が必要。承認後は国民投票にかけられる。
共同通信によれば、首相は今夏行われる参院選後に憲法修正を提案する意向。
首相はNHKの番組で、衆院を解散する気はない、と確言した。
昨年日本の最高裁は、2014年12月に行われた衆院選をめぐる状況は違憲であると認めたが、投票結果が無効であるとは宣言しなかった。
この関連で、夏、両院の選挙が当時に行われるのでは、とのうわさが立った。日本の首相は期限前選挙を宣言できる。