10日、米軍は、核弾頭を搭載できるB52戦略爆撃機をグアムにある米軍基地から韓国へ派遣した。
韓国では2月初旬に米韓合同軍事演習「キー・リゾルブ」が行われる計画であるほか、3月には野外機動訓練「フォールイーグル(トクスリ)」が始まる予定。北朝鮮はこれらの演習を、北朝鮮に対する戦争のリハーサルとみなしている。
聨合ニュースによると、米韓両軍は、「フォールイーグル」の期間中に、米韓による海上訓練を実施する計画だったが、北朝鮮による核実験の実施を受けて、海上訓練を前倒しで実施することを検討しているほか、北朝鮮に対して警告メッセージを発するために、海上訓練に原子力空母が参加する可能性が高いという。なお聨合ニュースは、朝鮮半島から最も近くに配備された原子力空母が、米軍横須賀基地を母港とする「ロナルド・レーガン」だと指摘している。
「ロナルド・レーガン」は、2015年10月に韓国で行われた海上訓練に参加しており、約80機の航空機を搭載できるほか、乗員およそ5400人を乗せることができる。