2002―2013年にニューヨーク市長を務めた同氏は側近らに対し、出馬の場合に備え、有権者からの潜在的な支持はどのくらいあるか、秘密裡に世論調査を行うよう命じた。
消息筋によれば、73歳のブルームバーグ氏があえて出馬を考えたのは、専門家らが無謀と断言していた実業家のドナルド・トランプ氏がほんの数か月で共和党の筆頭候補に躍り出たことに触発され、自分の力を試してみたくなったためだ。ただ、秘密の世論調査の結果は明かされていない。
CNNは、ブルームバーグ氏は2008年の大統領選前にも出馬を検討したが、断念した経緯がある、としている。昨年、民主党の有力党員が同氏と会い、大統領選に参戦するよう説得したと伝えられる。
ブルームバーグ氏は長年民主党員だったが、2001年にニューヨーク市長に立候補した際、共和党員に転じた。2007年の市長二期目の選挙では既に無所属として出馬した。