ロシアの電力のウクライナへの供給に関する年間契約は2014年12月30日に発効。両者は同時にクリミアへの遅滞なき電力供給についても合意した。ウクライナからクリミアへ、ロシアからウクライナへという2つの流れは、2016年1月1日をもって失効した。
「ロシアはロシアからウクライナへの電力供給について交渉を行ってはいない。延長はない。合意はウクライナからクリミアへの電力供給合意とリンクしたものだったからだ」とエネルギー省。
クリミアへの電力供給に関する契約は昨年末日をもって失効。次の合意の文書に「クリミアはウクライナの領土」という文言を盛り込むというウクライナの要望にロシアは同意しなかった。こうした文言を盛り込むことについて特殊な調査を行ったところ、クリミア市民の93%が反対であるということになった。調査の結果が公表されて後、当局は契約延長問題を取り上げなくなった、とコメルサント紙の情報提供者。