「難民が欧州に流入するという問題に突如直面した。見ての通り、我々は脆弱だ。現状では、望ましい形の管理体制が整っていないからだ」と首相。
メルケル首相はまた、欧州の通貨をめぐる状況は、EU内の移動の自由と直接的に結びついている、とした。
「国境をほぼ障害なしに通過できる可能性のない統一通貨などを持つ事ができるなどという素振りは見せないほうがよい」と首相。さもなければ欧州の統一市場は「大きく損なわれる」という。首相は、ドイツは自由移動の擁護を是とするべきだ、と主張した。
メルケル首相の移民政策はドイツ国民の間で、およびEU全域で、大きな疑問を呼んでいる。
大晦日の夜、新年を祝うケルンの中心部で、ドイツ市民が移民・難民に集団で襲われる事件が発生した。