新聞サウス・チャイナ・モーニングの報道では、出口調査の結果によれば、蔡候補は現時点で、有権者の約6割の票を集めている。台湾初の女性総統が誕生しそうだ。
蔡候補に続き、多数の支持を集めているのは与党国民党の朱立倫 ( ジュー・リールン ) 主席(54)、三位は野党・親民党の 宋楚瑜 ( ソンチューユー ) 主席(73)だ。
すでに国民党の朱候補は、選挙戦での敗北を認め「私を支持してくれた皆さんにお詫びする。私は皆さんを失望させてしまった。我々は皆さんの期待に応える事が出来ず、台湾に対する我々の責任を果たす事が出来なかった」と語った。
中国本土と台湾の公式的な関係は、内戦で共産党に敗れた蒋介石率いる国民党軍が台湾に移った1949年に断絶した。しかし中台間の実務交流や非公式コンタクトは、1980年代末から復活している。