ワシントン・タイムズ紙:米国の富はその軍産テロ複合体に依存している

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米国の他国への侵攻は、敵やテロリズムを生み出すが、米国はそれを認めようとしていない。米紙ワシントン・タイムズのコラムニスト、ブルース・ファイン氏は、自身の記事の中でこのような見解を表している。

ファイン氏によると、米国は過去の他の帝国と同じように権力を求めている。ファイン氏は、米国はまず独立を目指して英国と戦争を始め、その後、第一次世界大戦で同盟国を守った後、例えば、ベトナム、クウェート、ソマリアなどで、自ら「同盟国」というものを考え出し、遂には、戦争のための戦争を開始し、国際テロリズムに打ち勝てない状況に陥ったと指摘している。

ファイン氏はまた、米国は、自ら世界中で敵をつくったことを認めるのを拒否しているとし、例として、米国の作家アプトン・シンクレア氏の「ある人物に理解させようとした場合、もしその人の利益が、それを理解しないことに依存するならば、その人物を説得するのは難しい」という言葉を挙げている。ファイン氏は、次のように指摘している-

「数兆ドルという富、巨大な権力、社会的地位は、我々の軍産・テロ複合体の背後に隠れている。軍産・テロ複合体は、終わりなき戦争、危険や脅威が存在するという考え出された恐怖の中で繁栄している」。

ファイン氏は、米国が中東から自国の軍を完全に撤退させ、自国の国境を守るために兵士たちを国内で勤務させたならば、米国はより自由で豊か、そして安全になるはずだとの見方を示している。しかし、ファイン氏によると、米国はその代わりに、中東諸国への軍事侵攻を行い、残酷で腐敗した政権を支持し、抑圧された市民たちに抵抗を呼びかけている。ファイン氏は、米国が弾圧、拷問、殺人などを行っているサウジアラビアなどの国々に資金支援を行っていると指摘している。

ファイン氏は、「我々の国は、自由の偉大なる破壊者である軍産・テロ複合体によって養われ、食べさせてもらっている」と締めくくっている。

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