教会や川、池などでは水が成聖され、信者たちはこの聖水で自分自身や自宅などを清める。またこの日は、凍った川や湖などに穴を開けて沐浴する伝統がある。
教会では、1月18日と19日の2日間、水が成聖される。容器に入れられた水、また川や湖などの水の聖水式は、主がその顕れによって全世界を清めたことを記憶して行われる。
福音書によると1月19日、イエスはヨルダン川で洗礼者ヨハネから洗礼を受けた。聖水は、精神力や健康強化のために用いられたり、自宅に持ち帰り、振りかけて清めたりする。信者たちは、聖水を一年間大切に保存し、心の強さや健康を祈りながら次の洗礼祭まで一年にわたって飲み続ける。
一方で、洗礼祭の重要な伝統は、氷の張った池などに入って身を清めることで、ロシアではこの日、数千人の一般市民が沐浴を行う。世論調査によると、寒波が訪れているにもかかわらず、沐浴を予定している人の数は今年も変わらないという。