ロシア連邦安全保障会議報道部は、ヴァフルコフ補佐官の発言を次のように伝えた―
「ロシアの国家安全保障戦略の中では、かなりの注意が、経済領域での国家安全保障上の主要な戦略的脅威の特定に割かれた。そうしたものとして挙げられたのは、競争力の低さ、原料輸出に依存した発展モデル、対外経済的要因への従属度の高さ、将来性ある生産技術の開発と導入の遅れ、国の予算システムの不安定性、融資のための資金の不足、国の金融システムの無防備性、そしてその他一連の挑戦や脅威だった。
また2015年末にプーチン大統領によって承認された国家安全保障戦略は、ロシアをGDP(国内総生産)で世界のリーダー国の一つに押し上げる事を、発展目標の一つとして提起している。」