マドゥロ大統領はベネズエラ国民経済評議会で演説したなかで、石油市場を守り、「公平かつ安定した」価格を確立するための措置は必要不可欠と語っている。電話会談でマドゥロ大統領はOPECのメンバーを集め、石油価格安定化にむけた戦略構築のための会議を開くことに賛同している。
「わたしはこの親書をOPECの全ての国家元首および首相、またこの組織には加盟していない産油者に向けて送る。石油市場の安定とその回復のために新たな基盤を確定する時期が到来した。」
ベネズエラの石油価格はここ年で1バレル100ドルから24ドルにまで暴落しており、下落傾向は今もなお歯止めがかかっていない。石油輸出はベネズエラ国家予算の主たる財源であるため、国際市場価格の暴落でベネズエラは深刻な経済危機を蒙っている。