制裁解除により、日本は、昨年10月、岸田外相のイラン訪問の際に結んだ投資合意への調印が可能になる。
この合意は、日本企業がイラン市場に参入する道を開き、イランの石油ガス採掘分野への投資を促すものになるだろう。日本の二つの銀行は、イランに支店を開設し、為替契約を結ぶ可能性を手にする。
それ以外に、日本は、中東最大の油田の一つ、アザデガン油田開発における自国の地位を復活させようと努めるものと、見られている。アザデガン油田の埋蔵聾は、260億バレルと見積もられ、2004年、日本は、この油田開発の権利の75%を取得したが、対イラン制裁導入後の2010年、このプロジェクトから撤退した。
16日、対イラン制裁措置の大部分が解除された。この日、国際原子力機関(IAEA)は、報告書を提出し、長期にわたる交渉を通じて作成された自国の核潜在力の大幅な縮小に向けたプログラムを、イラン当局が実現する用意のある事を確認した。これにより、EU及び米国は、イランに対する経済・金融制裁の解除を認めた。