キャメロン首相:対ロ関係は危機的だがシリアに関するロシアとの対話は不可欠

© AP Photo / Sang Tan英キャメロン首相
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二国間関係が危機的状態であるが、やはり英国にとり、シリア情勢についてロシアと対話を続けることは重要だ。英国のキャメロン首相がアル・ジャジーラの取材で述べた。

「シリアに関しては、サウジアラビアであれイランであれロシアであれ、全ての関係国がプロセスに参加しなければならない。行きがかり上、対ロ関係には一定の問題があり、昨日(金曜)とられた決定は正しいものと思っている。しかし、事シリアに関しては、どんなに難しくても、ロシア指導部との討議が我々には必要だ。シリア危機は全ての関係者が解決を目指さなければ解決されないからだ」

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「リトヴィネンコ事件」 キャメロン首相:ロシアに対する新たな制限措置の可能性も排除しない
リトヴィネンコ氏の一件に関する報告

21日、ロンドンで、元FSB(ロシア連邦保安庁)職員アレクサンドル・リトヴィネンコ氏の死に関する公開捜査の結果報告がなされた。殺人犯としてロシア人アンドレイ・ルゴヴォイとドミートリイ・コフトゥンの両氏が名指しされ、ロシアが国としてこの一件に関与していることが立証された。英国による解剖でリトヴィネンコ氏の死院はポロニウム中毒とされたが、それがロシア産であることは確証されなかった。

ロシア政府の主張

ロシア政府は、本件に関する英国政府の立場は政治的な意図をもつものである、と見なしている。ロシア外務省のザハロワ報道官は、報告書が客観的かつ公正なものとなることを「期待する根拠は」ロシアにはなかった。

リトヴィネンコ氏は英国亡命後、2006年11月23日にロンドンで死亡した。検死の結果、放射性元素ポロニウムによる中毒であることがわかった。しかし、詳しい状況は今もって判明しておらず、論争を呼んでいる。未亡人の弁護士によれば、氏は死亡に先立つ数年間、英国対外諜報局(MI6)およびスペインの諜報機関に雇われており、死亡の直前には英国国民になっていた。

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