ホムス博物館のヒュッサム・ハミシュ(Hussam Hamiş)館長は、スプートニク記者の取材に対し、町の状況及び修復作業の開始について語った。ハミシュ館長は「博物館の所蔵品の大部分は、内戦が激しくなる前に町の外に運び出され無事だった」と述べ、次のように続けたー
「ホムスの歴史的建物の大部分は、戦闘の過程でひどい損害を受けたが、それでも修復すべきだ。現在、損傷を受けた建物の修復プロジェクトについて、いくつかの国際機関との間で話し合いが行われている。今年は、いくつかの重要な歴史的記念物の修復プロジェクトが実現するだろう。
.どの建物を修復すべきかを決めるためには、建物の基盤や支持構造の状態を検討する必要がある。そうしたものがひどく損傷を受けている場合、修復作業が大変困難なものとなってしまうからだ。もし建物が、基礎のレベルから爆弾で破壊されてしまっているなら、その復旧は事実上不可能と言ってよい。」