動画は、パリ同時多発テロ事件の前に撮影されたものだが、公開されたのは1月24日夜だった。
テレグラフによると、動画にはパリ同時多発テロに関与したビラル・アドフィ容疑者とアブ・アル=キタル・ファランシ容疑者も写っている。
テレグラフによると、動画ではロンドンのタワーブリッジとセントポール大聖堂がうつし出され、「不信心者(敵)の側に立つ者は誰であれ、我々の剣の標的となるだろう」というコメントが添えられているという。
また動画では、英国のキャメロン首相とジョン・バーコウ下院議長の写真も映し出され、バーコウ下院議長には、同氏が標的であることを示し、照準が合わされている様子が描かれている。
13日金曜、パリでは連続テロ事件が発生。10区にあるレストランで不審者がいきなり発砲し、サッカーの独仏戦が行われ、オランド仏大統領も観戦していた「スタド・デ・フランス」スタジアムのすぐそばで3度の爆発が発生したほか、11区のバタクラン劇場のコンサート会場ではテロリストらが人質を取って立てこもった。
#ISIS Released a video shows the last words for the #ParisAttacks Executors #Syria #ISIL #Raqqa pic.twitter.com/6dpZLfKlEr
— الرقة تذبح بصمت (@Raqqa_SL) 24 января 2016
テロでは130人が死亡、さらに300人が負傷している。
一連のテロについて「ダーイシュ(IS)」(ロシアでは活動を禁止されている)が犯行声明を出している。