そのため同社は、必要な材料を生産する企業をロシアに設立する。日本経済新聞の報道によれば、最初の段階での投資額は、日本円で100億円、米ドル換算で約8500万ドルになる。
飯田GHDがロシア国内で自分達のビジネスを開始するのは、沿海地方の中心都市ウラジオストクだが、ここには、木造建築用材料を生産する工場が作られ、製品の一部は日本にも輸出される見込みだ。
飯田GHDは、2014年会計年度中に、日本国内で4万1千棟の住宅建設を実現、業界第一位を占め、その売上高は、ほぼ1兆2千億円に達している。しかし日本国内では、専門家の予測によれば、人口の高齢化や出産率の低下に伴い、住宅の売り上げが、今後大きく落ち込む恐れがある。そのため飯田GHPを初めとした日本の建設会社は、生産基盤のかなりの部分を海外に移したいと考えている。飯田GHPは、ロシア以外にも、米国や東南アジアで活動を展開する計画だ。