「我々の一貫した路線は昨年、我々のパートナーらの対立政策がご存知のとおりの出費を重ね、国際問題が拡大したことと並んで、国際社会の全ての参加者らの間に、危機的状況からの脱却策を共に模索するためには広範な協力を行う以外、他に代替の余地がないことへの理解を促した。」
ラヴロフ外相はこう述べた一方で、「プロセスの進展は迅速ではない」ことも認識している。
「ロシア抑制の試みは惰性で続けられている。この路線はもうかなり前にお蔵入りしていなければならないものだが、未だに一方だけに利益があがるように、また独自の外交政策がゆえにロシアを罰しようとまでする試みが続けられている。」
ラヴロフ外相は、ロシアは欧米とは最も緊密で建設的協力を行う構えだと語っている。
「欧米との協力の段階的な拡大に開いた姿勢をとっているものの、ただし互いの内政には関与せず、それぞれの原則的国益を敬い、平等で互恵的基盤に基づいての話だ。」