先にEUの複数の加盟国は、すでにシェンゲン協定の適用を一時的に制限していた。
オランダのデーホッフ移民担当相は、次のように発表したー
「EU加盟国は、欧州委員会に、シェンゲン協定第26条に従って追加的な国境管理に関する一時的措置を延長するための法的基盤および実践的基盤を準備するよう提案している。」。BBCが報じた。
シェンゲン協定第26条によると、「例外的な状況」において、各国は国境管理を強化し、シェンゲン協定の適用を2年間にわたって制限することができる。
先に複数のEU加盟国(オーストリア、ドイツ、デンマーク、スウェーデン、フランス)とノルウェー(EUには加盟していないがシェンゲン協定には参加している)は、国境管理を強化すると発表した。
なおシェンゲン協定の現行規則では、国境管理は導入から半年後に解除しなけれなならない。一方でBBCによると、上記の国は、2018年まで国境管理を延長する許可をEUから得る可能性がある。
現在シェンゲン協定加盟国は、26カ国。シェンゲン圏は1995年に誕生した。シェンゲン協定は、参加国間の国境管理の撤廃を規定している。