追放はチャーター便で行われ、数年がかりになるという。
昨年一年間、スウェーデンでは16万3000人が難民申請を行い、5万8800件が処理された現時点で、難民指定が実際になされたのは全体の55%という。
スウェーデンは今月初頭、デンマークとの国境で身分証を確認する一時的な措置を導入。身分証を持たずにバスや電車、船で南からスウェーデンに入ることが出来なくなった。
政府内には、短期間に大勢の人が流入すれば、社会秩序や国家安全保障が脅かされるおそれがある、との声がある。
一方、人権団体は、スウェーデン政府が難民の訴えに耳を貸さなくなることを憂慮している。
また、当局によれば、大人のつきそいなしにスウェーデンに来る児童の数も増えており、特務機関への負担が激増しているという。
移民当局によれば、昨年一年間だけでスウェーデンには3万3000人の未成年が押し寄せた。