シリア反体制派交渉担当最高委員会のサリム・アル・ムスラト代表によれば、ケリー米国務長官が電話で「反体制派の要求は受け入れられる」と保証したため、反体制派は考えを変え、交渉に参加することにした。
ロイターによれば、国連とシリア反体制派交渉担当最高委員会の交渉は31日に始まる可能性がある。
サウジアラビア首都リヤドを本拠とするシリア反体制派交渉担当最高委員会はシリア政府との間で「長期間包囲されている諸都市」への人道支援に関する問題を討議する意向。
先の報道では、反体制派の中心勢力は、シリアの人道状況の改善を要求しており、交渉への参加を拒否しているという。
反体制派と政府の対話は金曜夕方始まり、半年にわたり続く予定。対話によって政権移行が始まり、軍事紛争に終止符が打たれることが期待される。紛争は26万人の命を奪い、数百万の難民を出している。
ジュネーヴ交渉は2年越しにシリア政府と反体制派の対話を行わせる国連の試みである。