「ダマスカス郊外のアス・セイーダ・ゼイナブに行き、テロのあった場所を視察した。爆破による破壊の後を見るのは痛ましかった。2013年、シリア軍とその同盟国が他の数箇所の郊外都市とともにテロリストの手から奪還して以来、アス・セイーダ・ゼイナブは比較的安全な場所とされてきた。」
「ダーイシュ(IS、イスラム国)」はアス・セイーダ・ゼイナブでのテロの犯行声明を表した。イブラヒム氏はシリア軍がロシア航空宇宙軍の支援を得て、「ダーイシュ」に対し優勢をとった後、アス・セイーダ・ゼイナブを退去せざるを得なかったことへの報復を行なったとの見方を示している。
「『ダーイシュ』はシリア中央部のホムス県、そして特に北部のアレッポ県で先日帰した敗北を取り替えそうと躍起になっているようだ。」
シリア外務省はこのテロについて、ジュネーブでのシリア間交渉を損ねようとする試みとの見方を示している。
シリア外務省は「セイーダ・セイナブ地区におけるテロ行為はトルコ、サウジアラビア、カタールが支援するテロ集団によって行なわれたものであり、シリア間交渉を開始するあらゆる尽力を無に帰する試み」との声明を表している。