ウクライナ 仏テレビ局にマイダンとオデッサの出来事に関するドキュメンタリー映像を放送しないよう求める

© AP Photo / Vadim Ghirdオデッサ大量虐殺、労働会館放火の悲劇から1年
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在フランス・ウクライナ大使館は、フランスのテレビ局カナル・プリュス(Canal+)に対し、ウクライナの首都キエフのマイダン広場での出来事と、ウクライナ南部オデッサで起きた事件に関するドキュメンタリー映像を放送しないよう求めた。

在フランス・ウクライナ大使館は、フランスのジャーナリスト、ポール・モレイラ氏が制作したマイダンでの抗議に関するドキュメンタリー映像「革命のマスク」について、現実の出来事を歪曲しているとして、「カナル・プリュス」が放送する意向であることに失望しているという。大使館がフェイスブックで発表した声明の中で述べられている。

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伝えられたところによると、ウクライナ大使館は、同国での出来事に関するドキュメンタリー映像を自ら選定することを提案し、その際ウクライナ当局は、モレイラ氏の映像を、「デマの最悪のしきたりで撮影されたパンフレットだ」と指摘したという。

映像の説明によると、制作者は2014年5月2日にオデッサの労働組合会館で起こった悲劇や、ウクライナでの出来事における米国の役割を究明しようとした。モレイラ氏は撮影の際に、ウクライナのボランティア大隊「アゾフ」と「右派セクター」の代表者らとも会った。

2014年2月22日、ウクライナでクーデターが起こった。2014年5月2日には、オデッサで「右派セクター」のメンバーが、オデッサの人々がウクライナの連邦化とロシア語への国家言語のステータス付与に関する国民投票の実施を求める署名集めを行っていた労働組合会館前のテント村を放火した。ウクライナ連邦化を支持する人々は、労働組合会館に逃げ込んだが、「右派セクター」のメンバーは建物を取り囲み、火を放ち、少なくとも48人が死亡、200人以上が負傷した。

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