ジカ・ウイルス蔓延という危機的事態に対応する、この会議は、2日、日本時間午後に初会合を開く。共同通信の報道では、今のところ、日本国内では、ジカ熱感染者は報告されていない。
ジカ熱は、通常、サルの間で広がる急性伝染病だが、時折、特別の蚊(Aedes albopictus)を通じて人間にも感染する。高熱が出るのが特徴だ。この病気に感染しないよう特に注意しなければならないのは、妊娠中の女性で、感染した場合、潜在的に重度の脳障害を伴う「小頭症」の赤ちゃんが生まれる危険性がある。
2015年末までに、ジカ熱感染者は、世界27カ国で報告されている。一連の国々では、非常事態が導入された。
日本にも、問題の蚊(Aedes albopictus)が生息しているが、冬場は活動的ではない。しかし2014年夏、熱帯のような暑さになりデング熱が発生したように、地球の温暖化に関連して、この蚊が、危険なウイルスを蔓延させる可能性が十分ある。デング熱騒ぎの時は、東京の中心部にある公園の池に、デング熱を媒介する蚊が大量に発生し、公園そのものが閉鎖された。