IAEAは、2016年に五輪が開かれるブラジルに対し、放射線照射をつかって雄の蚊を不妊化する技術導入に関する協議を提案しているという。
この方法は約10年前にショウジョウバエなどの昆虫の個体数を減少させるために用いられている。
IAEAは、実験室で不妊化した雄の蚊を野性に放し、雌の蚊と交尾させ、雌の蚊にふ化しない卵を産ませることで、個体数を減少させることを提案している。
同技術はイタリアで用いられ、イタリアでは蚊の個体数が約5分の1となった。また中国で行われた実験では、蚊がほぼ100パーセントいなくなったという。
同技術には、ブラジルの他にメキシコ、グアテマラ、エルサルバドル、インドネシアも関心を示した。