地元メディアによれば、政党「統合アラブリスト」議員3人が遺族との面会で、遺族より、殺された3人の遺体の返還に向けて協力するよう求められた。
「イスラエル人を殺したテロリストらの家族を慰問するような議員に、イスラエル議会の議席を占める資格はない。議長に対し、どのような措置がとられうるかを調べるよう求めた」とネタニヤフ首相。
ユーリイ・エーデルシュテイン議長は、首相と連名で議会倫理委員会に対し当該議員を「個人的に告発」する意向を示し、3議員の行動が最高裁判所で次回選挙からの排除の充分条件と認められることへの期待を表わした。
「統合アラブリスト」はイスラエル最大の少数派民族・宗教政党3党の連合体である。議席数では議会に10ある会派のうちで3番目に大きく、右派のネタニヤフ政権に対しては反対勢力である。中にはイスラエル社会におけるアラブ人の地位向上にとどまらず、占領地に住むパレスチナ人の権利の擁護を求める議員もいる。