米農務省の予測によると、ロシアは今年、昨年比3パーセント増の2350万トンの小麦を市場に出す見込み。なお米国の小麦輸出量は44年ぶりとなる低水準の2180万トンとなり、カナダの輸出量も昨年の2410万トンから減少して2050万トンになると見られている。
専門家たちはこのような予測について、ドル高が続いていることにより、米国産小麦の買い付けが不利になったことを挙げている。
ウォールストリートジャーナルは、同時にルーブルの下落も一連の国々への輸出を促進しており、ロシアと複数の国との小麦輸出契約が更新され、新たな国との契約も結ばれていると指摘している。