北朝鮮の朝鮮宇宙空間技術委員会は7日、北西部・平安北道(ピョンアンブクト)のトンチャンリ(東倉里)にあるソヘ衛星発射場から、人工衛星「光明星(クァンミョンソン)4号」を搭載したロケット「光明星(クァンミョンソン)」を打ち上げ、打ち上げは成功したと発表した。
聯合ニュースによると、韓国当局は、北朝鮮が射程1万3000キロ程度のミサイルを開発したとみている。また聯合ニュースは、韓国の情報機関の情報として、ミサイルの複数の部品はロシアから導入した可能性があると報じた。なお他の詳細や、この情報の裏付けとなるものは一切伝えられていない。
政府の中で宇宙部門を担当しているロゴジン副首相は、コメルサント紙に、ロシアが北朝鮮にミサイル製造技術を提供したという情報は「完全にナンセンスであり、1パーセントの半分も現実と一致していない」と述べた。
副首相は、次のように語った―
「我々は、ミサイル技術の不拡散体制の遵守を厳格に監督しており、私が率いる専門家委員会が、北朝鮮のためにこのような種類の許可を出したことは一度もない。」
国営企業「ロスコスモス」のブレンコフ広報担当も、コメルサント紙に同じような声明を表した。
ロシア外務省は7日、北朝鮮のミサイル発射を受けて声明を発表し、北朝鮮は国際法の規範を挑発的に無視する態度を示し、国際社会の呼びかけに耳を傾けなかったと指摘した。またロシア外務省は北朝鮮の行動について、朝鮮半島と北東アジア全体の状況を深刻に悪化させ、ブロック政治や軍事対立の悪化に期待する者たちに利益をもたらし、北朝鮮自らをはじめとする地域の国々の安全保障に深刻な損害をもたらす恐れがあると発表した。