報告書では「アル=ヌスラ戦線」および複数の反政府組織は殺人、残酷性、拷問という形での戦争犯罪を行い、「ダーイシュ」は拘束者に対して拷問、大量虐殺をはじめとする深刻な暴行を行ったことが書かれている。委員会はまたアサド政府についても「殺人、強姦、拷問、監視つきの拘束など非人間的な行為」を行ったとして非難し、こうした行為は広範に行われたことが指摘されている。
8日に発表された報告書は2011年3月10日から2015年11月30日までの期間を網羅するもの。報告書は面接で得られた証言および大量のドキュメント資料を土台にしている。報告書ではまた、独立調査委員会は最終的にはシリア指導部から現地での情報収集を行うための入国許可を得られなかったことが指摘されている。